斉藤由多加 (Yoot Saito)
さいとうゆたか
 

東京生まれ。ゲームクリエーター/株式会社ビバリウム。ゲーム作品の代表作は「シーマン~禁断のペット」「大玉」「ザ・タワー」など。ゲーム作品の受賞歴としては、文化庁メディア芸術祭で特別賞、米国ソフトウェア出版協会でCodies賞、Game Developers' Awardsなど。 TheTowerDS が08年6月26日に発売予定 
 使用カメラ/ライカM8 愛用レンズNoktilux 50mm F1.2など

ビバリウム株式会社のサイトは最近更新してませんので。
フォトアルバム

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オリンパスEP-1 Penの店頭での触り心地

あけて今日発売となるPENを、前日である昨日、店頭で触ってきました。
ネットでみるのとはずいぶん印象が違うというのが正直な印象で、思ったより大きい。いわゆるコンパクトデジカメのサイズではなく、ずっしりと手応えのあるいい感じ。それから、てっきり電子式シャッターだとおもっていたけど、機械式の幕がしっかりと開くので、シャッターを切った時の手応えがあります。

店頭ではあまり長い時間触ることができなかったので、デジタル部の各種調整の操作感についてはあまり確認できなかったのですが、ライカM8が手に馴れてしまった者としては、オートフォーカスモードのタイムラグが気になりました。マニュアルでどこまでさくさくと操作できるんだろう?と心配しながらその場を立ち去った僕でして、本音をいえば、フルマニュアルで使いたいわけですよ。でも実際のところ、液晶画面で確認するフォーカシシングって限界があるじゃないですか・・。

そうはいうものの、道楽で写真を撮る者としては、手に持った印象が所有欲の最後の決めてなわけで、このデジタルのPENは、そのレトロ感覚といい、まるで合格だったわけ。店頭に見に行かなければよもや買うことになろうとは想像していなかったけど、まんまとネットで予約してしまったのでありました。シルバーのパンケーキキット。あ、それから、あまり話題になっていないようですが、ライカMマウントレンズの装着の件は、いくらアダプターが発売されるといっても、ちょっと無理があるかな・・。

いずれにしても24時間以内に発送とあったので、いまから24時間後にはPENが手元にあるはずです。まそのあたりの詳細については、明日以降に紹介しますね。

Y山さん、いろいろと情報提供ありがとう。

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北朝鮮がミサイル2発発射だって!?

夕方のニュースをみていたら、北朝鮮がミサイルを2発発射というニュース。
平和ボケしているせいか、仙台出張から戻ったばかりの僕にはピンと来ていないけれど、これってすごく怖いことじゃないですかね。
もしミサイルが日本に飛んでくることになったら、戦争放棄を宣言している日本はどうするといいんですかね?
永世中立を唱えているスイスだって軍隊はもっているし、戦争放棄している日本も軍備はもっているわけだし、選挙も近そうだし、はっきりしていないことがこれからどんどんと露呈する時期にきたということでしょうかね?

ファッションの延長みたいな感覚で
LOVE and PEACE
とか
War is over
とか叫んでいたロックな人たちも、いざミサイルが飛んできたら手のひらを返すように言う事ががらり変わってくるんだろうなぁ。実はそれがいちばん怖いなぁ。

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シーマンの顔は僕ではありませんので

数週間前に、イギリス雑誌からのメール取材があったのですが、「斉藤さんの写真も送ってください」とのこと。新作の時期はこういう時のためにプロフーィル写真ってのが用意されるんだけど、最近はあたまを高校球児カットにしている。ちょい前のプロフィール写真では直近の自分の髪型と明らかに違うわけです。「ま、どれがいいかは判断してもらえばいいか」とバカ正直に最近のスナップもまじえてとりまぜて送っておいた。雑誌指定のカメラマンが来ないということは、プロフィール写真はたいした大きさじゃないということでしょうから。

で、先週「雑誌ができました」と見本誌が送られてきた。そこに採用されていたものは、いちばん髪が短い時にとったただのスナップだったのだけど、その写真を選択した理由など確認する必要もないほどにコンセプトが明確なページがそこには繰り広げられていた。いいかえますと、本文などいっさい読まなくても「わたしがシーマンです」と万国共通で直感するような見開きレイアウトがドカーンとそこには展開されていたのであります・・・。

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おいおい、こりゃねぇだろう(爆)
これみたイギリス人読者はまちがえなく

「うわっ、なんだ、こいつっ!?!?」

「ぎゃっ、へんな日本人だぁ」

などと思うんだろうな・・。

改めていっておきますが、シーマンの顔のモデルは私ではありません。「どこにでもいる典型的な日本人顔」です。

シーマンと坊主あたまの僕が横並びになった写真を見るのは僕も初めてですが、日本人の顔の識別能力に長けた読者のみなさんはじゅうぶんおわかりのとおり、ぜんぜんちがうわけですよ。 (ま、相手はイギリスの方々ですから、その意味では、あながちはずれているわけでもないのかな?・・・)

だいたい6ページものインタビュー記事だとわかっていたら、もっとかっこいい写真撮ったのにさ・・・。
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六本木の某Bというライブハウスでギターを弾いていたら、韓国のイケメン兄さんたちから「あんた、ギターうまいね。なんでギターは上手いのにそんなに顔は怖い?」
とか
「あんた、顔はヤクザなのにあたまはお寺」
などと、好き勝手にいわれました。
この「あたまはお寺」ってフレーズ、おそらく「坊さんカット」といいたいんでしょうが、おもしろいのでその後もネタで使わせていただきました。けども、その時は心の中でけっこうカチンときてました。

なので、季節はいよいよ夏ですが、この雑誌のおかげでそろそろ頭髪を伸ばす決意をしているのであります。秋を目指して、ね。

追伸
以下、その雑誌のページです。興味のある方はどうぞ(汗)

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任天堂の株主総会にいってきました

任天堂の株主総会で「異議あり!!」とひと暴れしようかなどと思いたち、本日6月26日、朝7時の新幹線に乗って、京都にいってきました。
株主総会でひと暴れするなら服装は? そうそう、そういう場面にぴったりの、前々回写真で紹介した「鬼瓦ゴンゾウ風ニッカポッカのコスプレがあるじゃないか、と昨日は思っていたけど、早朝寝惚けていたのでうっかり普通の格好で家を出てしまった・・。
「よし、じゃ質問で場を盛り上げてやろう」などと思い立ち、新幹線の中で質問を考えたのだけれど、うっかり寝てしまい、目が覚めたら京都だった・・。
ぎりぎりの時間に会場に入ると、すでにたくさんの株主さんたちが来ていてほぼ満席。手渡された番号札は680番台だったので、それ以上の人が参加していたということでしょうか。僕はかなり後ろの席だったので、質問コーナーで挙手してもなかなか番がまわってこず、そのうち空腹に負けて途中退出してきてしまいました。(早朝に家を出ると昼時間の空腹は耐え難いのである)

会場は本社の大会議室には、「任天」という墨字が額に入れられ、取締役の皆さんの背面の壁に掲げられているのですが、この「天に任せとけ!」みたいなあやしい極太の筆文字が、株価がどうの、為替がどうの、という議題と妙にかみ合ってて、やけにおかしかったことが印象に残っております。

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会場の入り口でポケモンの缶入りおせんべいと、ポケモンのトランプと、そして普通のペットボトルのお茶が手渡されました。おそらく「喉が渇いたらこのお茶を、おなかがすいたらこのおせんべいを、退屈になったらこのトランプを、お楽しみください」という意味だろうと勝手に理解していたのですが、残念ながら会場でボリボリとせんべいをたべる人は誰もいませんでした。退屈でトランプ占いをする人もいませんでした。株主質問のコーナーはそれくらい面白かったのですこし具体的に書きます。

「為替のダメージは私が昨年ここではっきりと予言したはずだ」とか「「株価が低いのではやく株式分割したらどうか」とか、「いやむしろ株式分割はしないほうがいいことは松下の例が証明している」とか「株主総会でもポケモンのプレミアアイテムを配信してはどうか」とか、「Wiiのボイスチャットの音質がSkypeとくらべてよくない」とか「85才でも楽しめるようにDSの画面を、一辺で二倍、面積で四倍にしてはどうか」とか、質問というよりもとにかく具体的(?)な提案がたくさん出る。しかも、シニア株主が多いせいか、話が一人一人、すごーーく長い。手っ取り早く決議に移りたい株主総会とはちがって「お一人質問は一つまででお願いします」といった縛りがないようで、質問と提案が複数入り交じっているわけ。せっかちな僕だったら「で、質問のポイントは何なのよ?」と聞きたくなるような質問(というか事業提案にちかい)のひとつひとつに、かなり丁寧に岩田社長が回答するこの株主総会の印象は、むしろ岩田さんの誠実な姿勢がひたすら滲み出ていたことかな。岩田さんって説明がうまい。ちなみに会場には高齢の株主さんが圧倒的に多いのは、総会というものが平日だからなのでしょうか? そういう方のために「ちなみにSkypeという言葉が出ましたが、これがどういうものかをご説明すると・・」と岩田さんが壇上からいちいち解説してくれるわけ。丁寧な解説つきのやりとりは、シニア向けの教養講座というか、「さんまのからくりテレビ」の老人ホームのクイズ、というか・・。岩田さんって、任天堂の社長を退任したらどこかアメリカの大学で、本当の意味での名誉教授になる人じゃないかな。教えることが上手そうだもん。

本音をいうと、一番見たかったのは、こういう質問をしている時の株主さんの顔だったんだけど、後頭部しか見えなかったのが残念でならない。

こんなにおもしろいイベント、来年は弁当持参で、最前列に一番乗りしようと思ったのであります。

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僕は次男坊

僕は次男坊の末っ子で、兄は「しげる」という名です。
父は「たけし」といい、母は「てるこ」といいます。
母の「てるこ」はもう他界してまして、大正生まれの「たけし」は豪遊しております。
去年NHKの番組で我が家がドラマになった時、このあたりの家庭プライバシーは全国的に公開されてしまったものですし、いまさらなにをどう書こうと家族一同はもうあきらめてます。
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うちの家族は(その時のドラマではオーバー気味に演出されてましたが)まじめな人ばかりでした。ちなみに「三丁目の夕日」の時代が5才上の兄の幼少時代とピッタリ一致する、そういう時代です。とにかく、その中で僕はいつも浮いていました。親戚から「サイトウの次男は理解不能」という烙印をおされて学生時代をすごしてきました。
40代のいまになって、「僕は次男坊だなぁ」と自覚することが多くなってきたのは、「こんなことするのはサイトウ家で俺くらいだろうな」という行為を実行する機会が多くなってきたから。つまり、いい年齢して、ちゃらんぽらんなのであります。次にあげるのはその最近の例です。
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頭髪を短くしてから半年以上経ちました。おもしろ半分で短くしたのが始まりですが、そのうちにビートたけしのコントにでてくる「鬼瓦ゴンゾウ」みたいな格好がしたいとムショウに思うようになったのが2ヶ月まえあたり。
旅行がキャンセルになったゴールデンウィークに、突然思い立ったように、その手のショップに行き、相棒とふたりでニッカポッカ系の上下一式をそろえ、街に出たのであります。(前回のおまけ写真がそれです)僕が「親方」相棒が「その社員」という設定。
いや、気持ちがいいのなんの、って、とにかくビールがうまいし、路上でも缶コーヒー飲みたくなるし、タバコの銘柄まで「わかば」に変えたくなるわけ。次回は「ネズミ先輩系」でいきたいと思ったのでありますが、「本物にみえるから繁華街はやめとけ」という関係諸氏の忠告が相次ぎ、ペンディングとなりました。
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若き頃の僕は、自分の家族のように「まじめ」で「常識的」で「自分の殻を破れない」ような人をずーとこバカにしていました。「どうせたいしたこともできないくせに」とね。でも、実は僕の内面は、(過去にここに書いたことが多々ありますが)、誰よりも人見知りで、人付き合いがまったく下手なのであります。だから僕の人生、人間関係では失敗ばかり。要するに、だれよりも精神的に弱い。なのにちゃらんぽらんなことをやって喜んでいる僕は、いわゆる次男坊、なんだな、とつくづく思う。だから強がってコスプレなんかをしたがっているんだろうと思います。
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コスプレって変身願望のあらわれ、ですよね。僕は、きっと、「しげる」みたいな長男的人間になりたいんではないか、と自己分析しているのであります。

追伸
そういうば、何年か前に、L.AのE3会場近くのホテルを任天堂さんが予約してくれたのだけど、いざ現地についたら、僕の名前が予約リストにない。宮本しげるさんが部屋からおりてきてくれて「シゲルミヤモトと同時に予約されているはずなんだけど?」と確認したら、「シゲル・サイトウならあります、でももうチェックインしたことになっています」とのこと。「シゲル・サイトウ」って誰だ!?!?「シゲル・ミヤモト」と「ユタカ・サイトウ」が混ざったのか?という話で大騒ぎになったのですが、僕だけは心の中で、「それは俺の兄の名だぞ?」と密かに大笑いしていたのでありました。

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ライカショップ銀座さんありがとう&キマグレンさん逗子ライブなど

いつも、このお店にごやっかいにる時は、僕が困っている時ばかりです。
そういう時にいじわるされると、「こんちくしょう」と思うものですが、期待以上によくされると、「本当にありがたいなぁ」となる。ま、つまり、人はゲンキンだ、ということです。

さて今回のトラブルはなにかというと、充電完了のM8のバッテリーを本体にいれても動作しない。しかもそれが本体から出てこなくなった。何が起きたのかよくわからず「ん?」という感じなわけですか、ガムテープでくっつけてなんとか引き出してよくよく見てみると、形状が太っちゃったような感じなわけです。内部から破裂したのか、一部分ふくらんでしまっている。
「バッテリーなんて消耗品だから」と金持ちぶって、とっと捨ててしまおうかと思いかけて、「いや、それはちがうだろう」と銀座ライカに持っていきました。「自然消耗」ではないし。
全面交換してくれるという連絡がはいったのはそれから1週間後のこと。ライカのショップなんてプロなみに口うるさいユーザーばかりなんだろうけど、そのせいか、テキパキしていていいですね。ありがたいっす。
好奇心で「こういうクレームはほかにもあったんですか?」ときくと、「いやレアです」とのこと。ちょっと安心。いいサービスしてくれるところには、ちゃんともうけてもらいたいですからね。
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M8の充電器は、いまこんなにコンパクトになっていたんですかぁ。海外出張にはなかなかよさげだぞ。
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ちなみに真新しいバッテリーと、新型のコンパクト充電器のサイズ比較。
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ライカショップさん、ありがとう。

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ところで、週末は、JWave主催キマグレンの逗子海岸ライブに行ってきました。
砂浜の上のライブなんて初めての経験ですが、実に気持ちのいい場所でした。
これから73日間、ここではずっとライブが行われるそうですが、もう夏なのですね。ずっと都会のコンクリートに生息しているせいでこういう夏の楽しみ方を忘れてました。
でもね、この日いちばん気持ちよかったのは、エネルギーに溢れるこの二人の若者そのものだったかな。打ち上げにもお招きいただき、無料のハイネケンをがぶ飲みしてしまった。(飲酒運転はしてませんので念のため) で、意外と簡単にファンになってしまった僕は今日は、さっそくiTunesStoreでアルバムを買ってしまったのです・・。

司会の金剛地武志君も、すばらしいイベントにお誘いいただきましてありがとう。
オープニングのエアギターパフォーマンス、最高だったぜ!!(生エアギターはじめてみたけどこんなにかっこいいものだったなんて知らなかった)
いつまでも司会やってないではやく音楽活動再開してくれよな!!

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おまけ ▽二人でたまにコスプレしてます
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ビバリウムという会社のホームページ

ビバリウムという会社は、いま開発のメンバーが全員デジトイズに集中してしまっているので、経理とか財務とかそういうスタッフが数名いるだけの会社です。
企画のスタッフは採用してゆきたいと思っていたのだけど、「本当の企画」ができる人なんて社員という枠組みで勤務なんかしたがるわけがないし、出来る分けない。でからどこのゲーム会社も困っているのだろうし映画業界や音楽業界をみればそれはあきらかだ。むしろ企画マンなんてのはミュージシャンや作家と同じで、企業に採用なんかされてなくたってあちこちでどんどんと頭角を現しているくらいの勢いがあるものだし、でないと「実績なし」では信用できない。「雇われてから企画でもしてやろう」なんてよく考えてみればほかの業界じゃ、ありえないですからね。あたりまえですよね。ゲーム業界は、だから、「へん」なのです。若手の才能がなかなか出にくいし、見つけにくい。

今回、僕がT君に出した依頼内容は「会社っぽくない事」ということでした。もともとたいした会社じゃないし、要するにデザイナーオフィスとかインディーズの音楽 レーペルが持つアンダーグラウンド感がほしい、と。ビバリウムという舌をかみそうな社名に込めた思いも、そういう危険さ、でした。だからこれ見よがしに 「採用情報」とか「企業沿革」とか「当社へのアクセス」とか、そういう類いの「企業サイト」になってしまうと僕としてはどうも違和感がある。どちらかというとブログのほうが感覚としては近いわ けで、だからこちらのブログばかりやっていたというわけ。ブログならば自分で好きに更新できるし、ストレートに言いたい事が言える。だいたいビバリウムなどという企業の情報なんかどうぜ見たい 人いないにちがいないと踏んでいたわけです。笑
そんなこんなのことを考えていたからホームページもほったらかし、で最近まで来たんだけど、ここんところ海外からの問い合わせが増えてたり(そういう人はちゃんと日本語がよめないし、僕のブログも読めていないから困っているみたい)、映画の話とかも来ていて、「ここらですこしかこカッチョいいやつ作ろーか?」とデザイナーのT君に先月にあれこれと依頼をだしたところです。

ということで、そろそろ新しいサイトができあがってきたみたいですので近々にお披露目できるかと思います。(何回かレビューは済ませていまして、いまT君は最後の変更依頼をこなしてもらっているのではないかな?)
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最近年取ったからか、とても感じることがあります。すごく優秀な人と仕事をしてみたいという欲求が強いのです。かつて自分が若い頃は、自分が崇拝する大先輩と仕事がしてみたいなと思い続けてきた。自分の勉強になるし、刺激にもなる。人生がその人と仕事をするおかげで豊かになるし目標にもなる・・・。ずっとずっと以前からこの願望があって、でも気づくと自分がもういい年齢になっちゃっていて、つまりいつしかそういうタイミングとすれ違ってしまったんだな、人生のどこかで・・。すれちがったときにNintendoDSのすれ違い通信みたいなのがあって「ちゃり」とか音がしてくれれば気づいたんだろうが、そういうのが全くなかったから、この年までずるずると来てしまったといえます。

自分のゲーム開発人生をふりかえると、何人か、「この人はすごいなぁ」という人がいたし、デジトイズにもそういう能力の片鱗を感じさせる若い人が数名入ってきてくれているけど、所詮企画とは専門分野が違うからね。

いざ募集をかけると「企画志望」という人は山ほど応募がくると聞くけど、過去の経験だけでいえば、「ろくに日本語を知らない」とか「社会人としての経験がからっきしない」とか、「あまりに知識がない」とか、要するに企画って専門分野だと思っていない人ばかりだった。プログラマー志望でずぶの素人が応募することはないだろうけど、「企画業」って、ずぶの素人でもできる、と思われているんだろうな・・・。
「開発企画」(仕様を整理してプログラマーに橋渡しする作業担当)はともかくとして、あたらしい事を発想する「企画」って仕事はさ、つまるところ究極の専門分野だと思うのです。「発想・発案する」というのは道具も技術もないように見えますけどね。要するに「視点」であり、「発見力」であり、「それを信じる力」であり、最後は「その人の生き方」じゃないですか。C++みたいに腕のよりどころとする言語がないから、素人と混同されてしまうんだろうな。
こういう人って「採用」とか「社員」という枠組みだとたぶんぜったいに出会えない。
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だから、仕事を通じて出会うしかないんだけど、そうなるとますます外の人出会ってどんどどんどんと街に出て仕事をしなきゃ、と思うわけです。でもでも映画や文芸や音楽とちがって、ゲーム業界って究極の「サラリーマン業界」なんですよ。オフィスにして、IDカードを旨からぶら下げて、それでいっぱしだと思い込んじゃう。

先々週のサンデージャポンに、ブリトニー某というホームレス漫画家という肩書きの女の子が特集されていたんだけど、ネットカフェに住み、スーツケース引っぱって移動し、カラオケでマンガ原稿描いていたんです。それをみて僕は大反省してまして・・・。僕自身がもっとフリー化していかないとダメだなぁ・と。

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才能あふれるフリーの人とどこで本当に出会えるのかな・・そういう「師」のような人は、僕がもうこの年だから、僕より若い人の姿をしているのかもしれないですね。
年下でもいいから、「斎藤さん違うよ!」とかいわれたいです。
最近の若者は上司にいわれるとすぐに辞めちゃうとか聞くけど、フリーの人はもうそれ以上辞められないから、だから伸びるんだろうかね?

ということで、あたらしいビバリウムのサイトは、そういうフリーの根性ある人が、「おい、斉藤とやら、おれと仕事をしねぇか」なんて声がけしやすい作りになる予定です。

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スランプ

最近、ブログを更新していないのですが、それは単にスランプなのであります。スランプって言葉、こういう時のために使う言葉なのかよくわからないですけど・・。

ブログというのは自分の心の鏡みたいなところがあって、本当は書きたい事がたくさんあるのですが、書くことができないという状況も仕事がらみでは多々あります。とくに僕のいる業界ってのは、守秘対象が重要でして、その意味では、個々で紹介する仕事がらみのはなしはいつも過去形だったりする。
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一人の女性の死体をめぐって謎が謎を呼ぶ伝説的カルト番組「ツインピークス」の原作的位置づけの「ローラパーマーの日記」という本。この本は、その犠牲者ローラの死の直前まで心模様を映し出したもの、というもの。あくまで作り物ですけれど、そしてまたヒット番組の副産物的なものですが、これがかなりおもしろい。読んでいる方にも覗き見しているドキドキ感がある。
誰にも読まれる事のないという前提で書かれた「日記」は広く公開することを前提としたプログとは意味合いが全然違っているわけです。それがいい。
ちなみにプログというのは、なんというか公然の事実といいますか、「プログにかいてあるじゃんか!」とクレームされることも多いようで、結局これはメディアなんですね。
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したがいまして、ブログ更新のスランプというのはどういうことかというと、「本当はいいたいことがたくさんある」という意味だったりするわけです。何もない毎日なんてあるわけないし。

このブログを読んでくれている人はなぜかやさしい人がおおくて、はげましのメールをくれたりするのです。だから、本当はその人たちむけに、「ここ数日こんなことがあって、ほんとまいっているんだ」なんて書きたいわけ。笑 それが書けない事がちと切なくて、ひとりでもぞもぞと考え込んだりふさぎ込んだりしているのが、ここのところ、とご理解いただき、最近の更新の言い訳とさせていただ行きます。

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サイバーショット携帯・・・画素数は800万画素

最近、携帯についてくるカメラの画素数が800万になったようです。ライカM8のそれが1000万画素だから、愛好カメラの所有者としては「おいおい」ということになってくる。
自宅の近くにauショップがあって、そこでみたサイバーショット携帯が「いかにもソニー」というカラーコンビネーションとデザイン。これを買いました。27000円引きで。さて問題は、どうやって27000円も安く買ったのか?

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ここのところ、どこの携帯キャリアも、成長の時期を超えた過当競争の囲い込み作戦へと以降した。サービスも複雑化してうかつにMNPを申し込むとそう簡単には解約できないペナルティーがついてくるのです。

だから、かつては新規ユーザー獲得だった各キャリアの矛先は、「MNP」つまり多キャリアからの移行です。

いっぽうで人間、捨てるということに妙な危機感があってか、13年使ってきた僕のDocomoの番号もここ数年はほとんどつかわれてない。非常用のもうひとつの番号がいつしかメインになってしまった。docomoの番号は飼い殺し携帯だったわけです。たがだか月に一本程度の連絡が入ることのために、ずっとこの番号を維持してきたことがばかばかしくなってきてMNPサービスを利用してauにしてしまいました。

MNPですから番号は残りましたがアドレスは一気に変わってしまいまして、ですから、もし古いアドレスしか知らないよ、という人がまだ絶滅しないでいるようでしたら、ドメイン以下をezweb.ne.jpとしてくださればと思います。この番号も、サイバーショットを離れて開発用の携帯機材の番号となってゆくでしょう、2100円で機体は変えられるわけですし。(FOMAカードは抜き差し自由ですが、auは手続きがいる)
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ま、そんなことはどうでもよくて、このサイバーショット携帯という複合機。MNPで2万円引きのところ、もうすこし安くしてもらって27000円引きで購入したのですが、やっぱあれですね、カメラって画素数だけじゃないなぁ・・と痛感。いいかえると単機能のカメラも悪くないという話です。

カメラってのは画素数だけじゃない、って話はノンマニアの皆さんもそろそろ気づきはじめる頃かもしれませんね。すべての携帯ユーザーが知らず知らずのうち、相当な金額をカメラ代として支払っているんですから・・。
シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切られるまでの時間。これが長いとダメです。肝心のシャッターチャンスが逃げてってしまう。頭のいい多機能デジカメは、いろいろと計算するからこの時間がやけに長いんだな。「いっぱいいっぱいの新人キャバ嬢」のようにあちこちに処理のしわよせがくる。専用機だと、処理がすこしはテキパキしているし、ライカみたいなマニュアル機だと強制的に「ばしっ」とシャッターが下りるから気持ちがとてもいい。携帯兼用機はそこがしんどいです。

それからもうひとつ、よく聞く話だと思いますが、レンズ、なんです。
レンズで写真はからっきし違うんですね。
まコンパクトカメラとでかいカメラの違いは、レンズ交換のための空間と考えていい。レンズ部分を交換できるようにするにはそれなりの空間が必要です。

最近は、若いおんなのこでもデカい一眼レフをもっている姿を街でよく見かけます。せっかくだから綺麗にとりたい、と考える人が何人かに一人はいるようで、デジタル携帯のおかげでカメラ人口そのものも増えているようです。

この二点、がカメラを選ぶ分岐点ですね。どれも要らないなら携帯写メでOK。シャッターチャンスを逃したくないならばコンパクトでもいいから専用機、レンズも凝りたいという人はデカめの専用機(←これも変な言い方ですが・・)

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さ、それはそれとして、auのしばりはなかなかきついすね。25ヶ月目の一ヶ月間以外は解約ペナルティーがでかい。しかも自動更新だからそのまま26ヶ月目に突入するとさらに2年の縛り。なので、携帯に解約時期をテープで貼っておこうかな、と思っています。
それでもMNPしたサイバーショット携帯に期待するものはなにか?ということになりますが、ソニーさんの最近のサービスでして、最近ソニー製品から遠ざかっていましたので、今日からすこしづつさわって面白いところがあったらまたここに書きます。

写真の色は、あいかわらずのサイバーショット色といいましょうか、収差も独特のあの感じでした。
機能が多すぎて、携帯メールをブラインドで使いこなす平成ギャルですら舌を巻くような予感がしております。

あと、memoryStickじゃなくmicroSDなのですよ、記憶媒体が。。1GのMicroSDが同梱されてしてぴっくりした。時代はかわるものなのですね。

しかし携帯の使い心地ってほんと、店頭じゃわかんないんだよな・・だからついつい数値性能だけでかっちゃうんだよ・・。

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「木を味わいたい」という奇妙な欲望

たいへん不謹慎な話で恐縮ですが、古い一軒家の火事跡の現場は、とてもいいにおいがします。
木が燃えて燻った独特のにおいです。
「たき火のにおいが好きだ」という人がいますが、それと似ています。
年齢を追うごとに、この「木」というものに弾かれる自分がいて、この連休中も読んでるものといえばなんと木造家屋の本とレトロ家具の本だっ。(笑)

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さて、ただいま自分の机上には、NIKKAの「鶴」というモルトウィスキーがあります。
スーパーで買ってきたものですが17年ものなので、1万円近くしたでしょうか。
もちろん、ちびちびと飲んでます。

自宅では酒を飲まないことをポリシーとしてきた僕も、最近、シングルモルト、だとか、スコッチウイスキーなるものにハマり始めていて、こうなってしまいました。

以前にブランデーの広告対談に出させていただいたことがあって、その時の対談相手の某氏は「若い奴は酒を飲まない」「ゲロもはかねぇ」「洋酒にいたっては見かける事もねぇ」と嘆いてました。たしかに若い頃は安いウイスキーをずいぶんと飲んでは吐いたものですが、いまでは若者が飲む姿はおろか、自分も焼酎しかのまなくなっていた・・・。

そんな僕が突然茶色いお酒シングルモルトにハマった理由は、「たっぶり焦がされた樽のスモーキーな味がおもいきりしみ込んだシングルモルト、なにかいいのありますか」というとある友人の一言。
通にいわせたら素人臭い表現なんでしょうがね、この表現にビビッとスイッチが入ってしまったのであります。

それからというもの、バーテンがボトルを片手にうんちくを語ってくれるそのバーに通う。あちこちのスコッチをハーフで味合わせてもらい、どんどんと樽の味に目覚めたのであります。要するにウイスキーという液体を通じて「木」を味わう試みなのです。酔うためじゃなく、酔わないように飲む。味がわからなくならないよう気をつけないとながら飲む、という火遊びのような自己矛盾がたまらない。
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昨年末に国際線の機内販売で、マッカランの17年という珍しいボトルを買いまして、会社でちびちびやっています。このマッカランは、樽を三つ経由して出来上がったのが特徴で、シェリー酒やバーボン樽(もちろんアメリカ製で使用済みのもの)を取り寄せて、味を付ける、その行程がレギュラーよりもひとつ多いというもの。これがたまらないほど、いい香りがするんだな。
ショットグラスにストレートのまま注いで、鼻を近づける。するとグラスの周囲15センチの空間にまるでハチミツのような香りが漂うわけです。

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そんなこんなで、最近気になるちょっと奇妙なお酒がこれです

10年かけて、酒を待つ、というなんともかわった試みですが、企画ものにしても一流メーカーさんだけに、期待も大だったりして。

10年って言ったらちょっとした生命保険より長くて届く時には孫が入るかもしれないな・・。けど、たぶん申し込むことになるんだろうな・・。肝心の樽木をこの目でしかと確認をさせてもらえるなんてそんな機会そうないからね・・。

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CHANELのギター

キース・リチャードがルイ・ヴィトンのイメージキャラに抜擢されたのは記憶に新しい。ストーンズのバックステージにはLVりロゴの入ったケースが積まれることになるのだろうか、などとくだらないことを考えていたら、今度はChanelからギターそのものが発表されました。価格はおよそ72万円だそうです。
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(いま発売されている家庭画報6月号に掲載されている記事です)

Chanelのロゴの入ったこのギターは果たしてどういう人が使うんだろう?
お茶の水の練習スタジオにたむろしている学生とは思えないし、やはりIT長者の若社長が結婚披露宴でextream のmore than wordsなんかをこれで得意げに奏でるんだろうか?

ペグが故障しても店頭で修理受付してくれるとは思えないし、今回の商品コンセプトは、あくまでギターはおまけ、ケースそのものが商品、というものかもしれない。

考えれば考えるほど疑問は尽きないが、Appleが普通に携帯電話をつくる時代だ。こういうのもありなんだろうな。そんでもって、Chanelの店頭でイケベ楽器あたりの長髪の店員がこれを試し弾きしている風景が見らたら面白いなぁ。是非その場に居合わせたいなぁ・・。

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IphoneのGames

ゲーム業界は不景気といわれています。唯一ソフトが売れているNintendoDS市場も、任天堂製のゲームソフトのためだけにあるマーケットになってしまい、サーバパーティーによる新しい試みのタイトルはそうそう出てきにくい。
かくいう僕らもDSタイトルにチャレンジしてきたのですが、なにせいろいろなことで待ち時間が長い。ソフトなんてものは作っていても、ただ待っていてもおなじコストはかかるわけで、このスピードでやっていたのでは中小企業の体力は消耗しきってしまう。

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任天堂という会社の哲学には共鳴できる価値観が多く、学ぶ点も多い。なるだけ新機軸で参画したいと思い続けてきたのだけれど、やはり任天堂は世界で最も優秀なソフトウェア企業です。なので実はサードパーティーをあまり必要としていないことがわかってきた。新しい機能を必要とする企画を多くたててしまう癖が僕らにはあって、「サードパーティー」にはどうしても待たされる時間という大きな壁がそこにはある。かくいう最近も、商標登録まで済ませて2005年の春から提案してきたタイトルに「4-5年前だったらかなり斬新な企画だったけどねぇ」というコメントをもらったことに、円形脱毛症が二カ所もできてしまったのであります。

ハードメーカーが新ハードの新機能を公開できるのは製品発表と同時で、しかもソフトメーカーとしてその機能を駆使したタイトルを同時発売となってくると、本当のサードパーティーのできる新規性なんて、なかなかないんだな。これは致し方ないことだけど、だからそこかなりめげ気味なのである。

キューバ行きがなくなって連休を都内ですごしながら、これまでの自分の判断を反省しつつあれこれ考えてみたわけです。

でもじゃあ、ゲームそのものが低迷しているのか、というと、実はぜんぜんちがう。iPhoneでダウンロードできる低価格ゲームは、若い才能のアイデアに溢れています。しょうもないものもたくさんあるけれど自由でのびのびとした作品がつぎつぎと現れているではありませんか。例えるならばゲームにもスーパーマーケットの価格破壊が登場し、いわゆる、玩具流通でのゲームパッケージが時代遅れになっているだけのはなしなのです。

iPhoneの市場を見てある人は、「一日150本もの新作が出てきている市場じゃ、ソフトなんてまともにうれませんよ」というが、そういうアメ横みたいな市場から新しい作品が出現してくるということは、自分自身がたどってきた過去を振り返っても決して間違っていないわけで、「競争がはげしいけど潤っている場所」、と、「一社のソフトが市場独占している場所」のどちらがサードパーティーとして健全か、という判断になってくる。ま、うちの最初のタイトル「GABO」はさすがにアップルに「拒絶」されたのだけれどね。
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なぜiPhoneに生き生きとした、あるいはへんてこなゲームがたくさん出現するか?という話をしますと、それは宣伝費などの巨大投資が不要だからです。特殊な開発機材を買わなくてもいいし、つくる側としての敷居が低いわけ。要するに個人が法人が入り乱れて勝手にいろいろなものを出してくる。だからおもしろい。

これと同じ話は、かつてのファミコンブームの時に問題になったのは記憶に古くないところです。
一本6800円もするゲームパッケージの中に粗悪なタイトルが乱立し、市場が信用を失いはじめた。これに対してファーストパーティーは厳しくライセンス認可を引き締める策に出た。
しかし、価格が一本200-300円ぽっきりだと話は変わってくる。買いやすいんだな。
ゲーム業界のROM製造モデルだと、一本のライセンス製造費が1000円近くして、さらに宣伝費が数百円。だから、「5000人でいいからこのソフトを気に入ってくれる人がいればいい」、というモデルは玩具モデルだと成り立たないのです。
ところが、iPhoneのアプリだと、テレビや雑誌広告は不要だし、ROM製造費も不要、重要なことは口コミということで、ネットということになる。いってみれば、ゲーム市場のオープン化が進んでいることになります。

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NIntendoDSiは2万円以下という廉価で購入できる反面、iPhoneは、ハードだけでその数倍する。定額基本料をいれるともっとする。性能を考えると、DSiはかなりいけている。それに対してiPhoneはどちからというと金を持ってる大人限定のアイテムです。
しかし、それを世界中の多くの大人が持っていて、それらがつながっていて、旧態然とした販売網などを介さなくてもソフトが届けられるというのは、決して長くは続けないという予感はしますけれど、かつてのマックの時代のワクワク感が、やっぱある。
DSiウェアは、その点で期待しているのだけれど、課金が特殊な分、大人たちはあまり入ってきていないんですね。要は認知度が低すぎる。これがうまくいってくれればいいのだけれど、サードパーティが口をはさめるもんでもないし。

なので今を一言でいうと、ハードが高く、ソフト価格も安いが、ROM代がかからず、オンライン納品、世界対象というiPhoneの環境は、巨大タイトルには向いていないだろうが、小さなプロジェクトには向いているという事実が、ごく自然に現象として現れているだけと思えるわけです。
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これからのゲームはファーストパーティーの時代になります。
ただしファーストパーティーといってもハードウェア会社という意味ではない。課金プラットフォームのこと。iPodでなくiTuneStoreみたいな場所をもっている企業です。
ぼくら日本のゲーム業界は、家庭用も携帯も、常に、どこの国よりもファースとパーティーに規制された環境に育ってきた。そういう環境に一番慣れている業界なわけですが、相手が海外となると、話は大きく反転する。人脈もネゴも接待も「仕事の貸し借り」もきかない。
そういう環境がこれからあちこちで多発してくることになります。

さあ、そういう時代に、ゲームメーカーはどうすべきか?
けっきょく,二択だと思うんですね。









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そういえば
www.digitoys.jp
で、もう一つのブログをはじめました。

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忌野清志郎さんのこと RCサクセションのこと 学生時代のこと

Dictionary(桑原茂一さんが発刊しているフリーペーパー)で、「タバコをやめた。いままでなんでやめなかったのか不思議なくらいハイな気分である」といった発言を読んだとき、「そうか・・」と思ったのがいまから2年ほど前のことでしょうか・・。
闘病していることは知ってましたが、なんとなくブルーな気分になった。忌野清志郎さんには、じじいになっても悪ぶっていてほしかったから・・。

結局それから一度もライブをみることができないまま、今日他界したという連絡が入り、なんとも悲しい気持ちでいっぱいなのです。
今日のこのブログは、何のとりとめもないまま、ただ思い出したことを羅列することにさせていただきますんで。どう整理したらいいのかわからないものですから、とりとめのない内容をご容赦ください。

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高校時代はほとんどRCサクセション一色というほどの大ファンでした。
ラブソディーというライブアルバムを聞いてからのことです。あの声に嫌悪感を覚えるという人も多いでしょうが、最初はぼくも「え?」と思いましたし。
このLPのド頭オープニングの「よぉーこそ」は、歌詞そのものがメンバー紹介の曲ですけれど、こういう個人的なことがそのまま歌詞としてJASRACに登録されてしまうという展開も当時としてはすごくインパクトがあった。レコードに収録される曲というのはもっと普遍的でしっかりとした詩でないとならないという常識があったのだけど、メンバー紹介の曲に、いとも簡単に壊れた。
何でもかんでもがいままでと違う、ある種の違和感の塊だった彼らRCは、しかし不思議なもので、あっという間に認知され不思議なほど人気者になっていった。

東大の合格発表の日、高校が受験校だったせいで発表の場は同級生だらけでした。もちろん僕は不合格だったのだけど、調子に乗って胴上げしてもらっていたら、週刊読売がインタビューしてきた。そのまま合格者まのふりをして答えていると「尊敬する人は?」という質問をされて思わず「忌野清志郎」と答えたら僕は写真とともに合格者としてそのまま週刊読売に掲載されてました。メディアって身元確認しないんですね。母親は「親族の恥だ」、と嘆いていた。

大学時代になって、RCが「夜のヒットスタジオ」に登場するという日、(すでに初出演じゃなかったと記憶していますが)、この日は自宅でビデオ録画をスタンバイしてました。新曲「サマーツアー」の演奏中チャボがカメラにガムを吐きかけたことに視聴者のクレームが殺到したのしないのと騒ぎになったそうですけれど、そういうのが僕らがとても痛快だった。

大学生の時代の僕はライブハウスに入り浸っていて、どういうわけかそのうちに、憂歌団のファンクラブの代表を引き受けてしまい(これはほんとに割の合わない仕事でしたが)、役得でジョイントライブの楽屋などで忌野氏にもお会いすることもありました。憂歌団のメンバーは誰もが酒好きな人でしたけれど、忌野さんはじめRCのメンバーは宴会などにはあまり積極的に出ないという印象があります。たぶん、あまりお酒を飲まない人だったんじゃなかろうか。チャボさんの曲に「チヤンスは今夜」という、巡業先でグルーピーとわるさするぜという曲があったけど、皆さんとても真面目という印象があるんだな。

その後、千葉の公民館のライブでは「ポルシェ飛ばして来たぜ、イェイ」と叫んだときは、「もうこの人はポルシェ乗る人になっちまったんだぁ」と残念に思った記憶もある。遠くにいってしまったというか、やっぱキヨシローは高円寺あたりで風呂なしのアパートに済んでてもらいたかった、みたいな・・。

その点ドクトル梅津さんは、いつまでも中央線沿線の雰囲気の人でした。この人は生活向上委員会という変わった名前のホーンセクションのサックス奏者の人です。RCのバックホーンをやってました。へんな名前や風貌とはうらはらに、かなりかっこいいサックスを奏でる人で、要するにアホみたいですけど皆さん実はすごく真面目な人だったという話。 とにかくみなさん、業界に毒されておらず、実はすごく真面目な人というのがRCの周囲の人たち共通の印象です。

若い、RCのマネージャーさんにも飲みに連れて行っていただいた記憶があります。それがどこのバーなのかは覚えていないけれど、そのバーでは坂本龍一氏が某女性タレントを口説いている光景に遭遇し、学生の僕はたまげたものです。

社会人になっても、とにかく、こういう人脈での飲み会は楽しかった。しかし写真も残っていないし、ただただ酔っぱらった記憶があるだけ。もしかしたら、夢だったのかもしれないなぁ。たしかにそういえば、憂歌団の渋谷のライブの打ち上げで座敷の隣にふつうに座っていた青年がブルーハーツのヒロト氏だったので、紙ナプキンにサインをもらったら、下手な字でただ「ヒロト」と書いてあるだけだった。翌日会社の女の子に見せたら「こんなサインあるわけないよ。斉藤さん嘘ついてる」と信じてくれなかったし・・。

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なにか脈略のない文章となりましたが、僕の人格形成上、いや、僕だけじゃなく日本の四十代の人格形成において、忌野清志郎という人はとても影響していて、つまるところ、いまの日本の要となる世代はみなこの人に毒されていたのです。

忌野清志郎さん、さようなら。ありがとう。

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世界最高のエスプレッソ

さて、僕は今日から連休なのであります。
本当はメキシコ経由で念願のキューバにいく予定でしたが、豚インフルエンザ騒動ですべておじゃん。旅行代理店からはキャンセル料こそとられなかったものの、どこにも行く予定のない9連休に突入しました。
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さて、前に紹介したエスプレッソマシンを始動させようと今日は秋葉原のガード下の部品街、通称「ラジオセンター」で変圧器を購入してきました。なんと税込みと端数切り捨てで1萬円、重量は5Kgなり。値段もさることながらこの重さには呆れ気味。たかが変圧器ごときでなんでこんなに高くて重いのだ!?

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最近はユニバーサル電源がふえましたが、かつての海外旅行者は「念のために」と、これら変圧器をもっていったのです。本体よりもバカみたいに重い機械を旅行鞄にいれてたんだな・・。感無量。

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帰宅後さっそく再点火させたエスプレッソマシンは生まれ故郷イタリアの電圧を得ていきなり稼働したのであります。ボイラーは瞬時に加熱しはじめ、アナログの圧力メーターがそれを知らせてくれる。

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専用バルブを開くとそこからシューと吹きだすスチームはミルクを泡立てます。このミルクが泡立つ独特の音って、そういえばスタバで聞こえてくる音と同じだ!!! 連休の初日としてはなかなかいいスタートだ、とにんまり。


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粉を入れ替えて、二度三度と煎れるたびに味は違うのが奥深いところ。知人のバリスタの著書には「まずはマシンごとの癖を習得すること」とある。ふむふむ。
最初の一杯目は死ぬほどまずい、ただのコーヒーの出来損ないだった。そのうち分量の加減が判ってくると、これがなかなかハマる。
しまいにゃ腹がエスプレッソでダブダブとなったが、男の趣味にそんなこたぁ関係ないのであります。
僕にとっては自分で初めて煎れたエスプレッソは。天気に恵まれた連休初日の土曜日の午後に、世界最高のエスプレッソとして膨れた胃袋に染み入ったのであります。

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連休初日にして目標をひとつ達成してしまった僕としては、すこし寂しいのも事実ですが、このプログを読んでいる皆さんは充実した連休予定をエンジョイしているのでしょうね。
羨ましい・・・


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イタリア製エスプレッソマシン

まるで昆虫のような、あるいは20世紀の重工業の象徴のような風貌をしたこの金属製の機械の正体はなにか?
こたえはイタリア製のエスプレッソマシンなのです。この、見るからにいかつい、それはちょうどソ連の工業博物館に展示されているような旧式のボイラー形状が僕にはたまらないのです。


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実はこのエスプレッソマシン、東京の輸入雑貨店でも一度見かけたことがある。しかしかなり高かったんだな。なので買いませんでした。ところが一昨年にローマで見かけた。このときは迷わず買い込んだ。手が引きちぎれそうなほど重いこの金属塊を手荷物に持ち込んでまで・・。

で、それから二年経った今でもこのマシンがいまだに稼働していない。理由はというと、正直よくわからないが、内圧計がちっともあがらないのです。運搬中に壊れてしまったのでしょうか? でもボイラーは熱湯にまで加熱するので壊れているとは思えない。ただそこから上にいかないのです。
あるいは電圧の違いで熱量が足りないのでしょうか? だとすれば、変圧器を買ってくればなんとかなるかも・・。

どんなに手がかかっても、これでエスプレッソを煎れて飲みたい!!それがこの連休の目標です。なのでイタリア製品にくわしい人知っている人がいたら教えてください。映画の「メトロポリス」やチャップリンの「モダンタイムズ」に出てきそうな風貌のマシンが、シュッシュッと湯気を出しながら働く姿を一度拝みたいのであります・・。

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そうそう、ボイラーといえば、「行列のできる法律相談所」の時間帯に島田紳介シーマンが4月中旬から「ボイラーの三浦」のCMに登場しております。そんな経緯から三浦工業さんのことをすこし知るようになった訳ですが、ボイラーの三浦さんに、ごっつい日本製のエスプレッソ・マシンをつくってもらいたいんだな。内圧がぐっと高い、強靭なやつをね。


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ライカM8 ホワイト限定モデルを・・

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限定というライカのホワイトを銀座ライカショップで撮らせていただきました。
コレクターにはたまらないモデルなのかもしれませんが、ぶっちゃけこういうモデルは個人的にはあまり好きじゃないんだな。
クロームは灼熱の炎天下で加熱しすぎないようにとか、ライカは機能美を追求した理由がそこにあると思っていたいもんですから・・・。
ま、ですが、こういうモデルをきっかけにライカフアンになる人もいるのでしょうから、否定してはいけないのでしょうけれどね。


まそれはそれとして、昔に書いたライカ関係の記事のいくつかをリンクしておきました。
興味ある人にはすこしは参考になるかな、と。

売ってしまったR-D1が今少しだけ恋しい。
Sさん、たまには貸して(!)ください。

ライカM8は買いか? その2 2007/06/14
ライカM8のUVフィルターの効力 2007/06/17
M8の価格値上げとR-D1との比較再考察 2007/09/30
HasselBlad 503CWD(デジタル)についてすこしくわしく個人の印象など 2008/03/09

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7年前の自分が選んだ「好きな映画ベスト10」第5位-第1位

さて前回に引き続き、7年前の自分が選んだ「好きな映画」の上位を、はずかしながら発表させていただきます。
しかし、映画って、残るからいいですね。
ゲームなんてハードごと消滅してしまうのだから、それがとても羨ましい・・・。

○第5位 ケンタッキーフライドムービー
「ぴあ」に、「下落合焼き鳥ムービー」なんていう二番煎じみたいな日本映画がのっているのを見て、「類似品が出るほどおもしろいの?」と後に名画座で観て、かなりしびれました。ジョン・ランディス監督は、このあとブルースブラザーズで開花しましたが、常識をぶち壊す楽しさと、低予算のばかばかしさを隠すことなく出すセンスは、いまだに尊敬しています。いまは何をしているのでしょうか? (当時)

○第4位 卒業
映画好きな友人につれられて、中学生の時に、銀座の映画館でリバイバル上映をみました。
「映画って、いいな」とつくづく思った記憶があります。大人になって人生に嫌気がさして、しばらくカリフォルニアのバークレーに住んでいたことがあって、そのときの切ない思い出といまも重なる、とても好きな映画となってしまいました。映画音楽が好きになったのもこの映画のせいかな。(当時)

○第3位 エクソシスト
小学生だった公開当初は、こわくて、観に行けずじまいで、その後悔で「ヘルハウス」と同時期にいうオカルトブームのはしりとして制作されていた別の映画に行ってました。中学生になってから三鷹の名画座でやっているのを「ぴあ」でみつけて、日曜日に一人で観に行き、その壮絶さが脳裏に焼きついたという作品です。
灼熱の中東の遺跡の映像とコーランの響きではじまるオープニングは、いまだに印象深く「シーマン」というゲーム作品のプロモビデオにも大きく影響を与えています。(当時)

○第2位 おかしなおかしな大冒険
中学生のころに、一度だけテレビで見て、感動したフランス映画です。それ以来、一度も見る機会に出会えていません。ジャン・ポール・ベルモントが演じる、しがない小説家の現実と空想が入り乱れてのドタバタ劇ですが、(たしか)ジャックリーン・ビセット演ずるヒロインがとてもきれいで、僕の多感な時期の憧れは、海の向こうの女優、という時期がしばらく続きました。(当時)


○第1位 冒険者たち
たしか中学生の時でしょうかこの映画をテレビでみて「この人がアラン・ドロンか・・」と感動したフランス映画。
リノ・バンチュラという俳優はそのときはよくしらなかったけど、この映画の渋さをみてファンになりました。
男同士の友情と三角関係、なんて書くと古臭いけど、きっと渋谷系の若者が「今風だよね」といいそうな、かなりかっこいい映像と音楽です。フランスって国は、つっぱっててかっこいいなぁ・・。
人生にまよったときに見るといいかもしれない作品。(当時)

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7年前の自分が選んだ「好きな映画ベスト10」第5位-第1位

さて前回に引き続き、7年前の自分が選んだ「好きな映画」の上位を、はずかしながら発表させていただきます。
しかし、映画って、残るからいいですね。
ゲームなんてハードごと消滅してしまうのだから、それがとても羨ましい・・・。

○第5位 ケンタッキーフライドムービー
「ぴあ」に、「下落合焼き鳥ムービー」なんていう二番煎じみたいな日本映画がのっているのを見て、「類似品が出るほどおもしろいの?」と後に名画座で観て、かなりしびれました。ジョン・ランディス監督は、このあとブルースブラザーズで開花しましたが、常識をぶち壊す楽しさと、低予算のばかばかしさを隠すことなく出すセンスは、いまだに尊敬しています。いまは何をしているのでしょうか? (当時)

○第4位 卒業
映画好きな友人につれられて、中学生の時に、銀座の映画館でリバイバル上映をみました。
「映画って、いいな」とつくづく思った記憶があります。大人になって人生に嫌気がさして、しばらくカリフォルニアのバークレーに住んでいたことがあって、そのときの切ない思い出といまも重なる、とても好きな映画となってしまいました。映画音楽が好きになったのもこの映画のせいかな。(当時)

○第3位 エクソシスト
小学生だった公開当初は、こわくて、観に行けずじまいで、その後悔で「ヘルハウス」と同時期にいうオカルトブームのはしりとして制作されていた別の映画に行ってました。中学生になってから三鷹の名画座でやっているのを「ぴあ」でみつけて、日曜日に一人で観に行き、その壮絶さが脳裏に焼きついたという作品です。
灼熱の中東の遺跡の映像とコーランの響きではじまるオープニングは、いまだに印象深く「シーマン」というゲーム作品のプロモビデオにも大きく影響を与えています。(当時)

○第2位 おかしなおかしな大冒険
中学生のころに、一度だけテレビで見て、感動したフランス映画です。それ以来、一度も見る機会に出会えていません。ジャン・ポール・ベルモントが演じる、しがない小説家の現実と空想が入り乱れてのドタバタ劇ですが、(たしか)ジャックリーン・ビセット演ずるヒロインがとてもきれいで、僕の多感な時期の憧れは、海の向こうの女優、という時期がしばらく続きました。(当時)


○第1位 冒険者たち
たしか中学生の時でしょうかこの映画をテレビでみて「この人がアラン・ドロンか・・」と感動したフランス映画。
リノ・バンチュラという俳優はそのときはよくしらなかったけど、この映画の渋さをみてファンになりました。
男同士の友情と三角関係、なんて書くと古臭いけど、きっと渋谷系の若者が「今風だよね」といいそうな、かなりかっこいい映像と音楽です。フランスって国は、つっぱっててかっこいいなぁ・・。
人生にまよったときに見るといいかもしれない作品。(当時)

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7年前の自分が選んでいた「好きな映画ベスト10」の10位-6位

ちょうど7年前、某メディアの取材で、「好きな映画のベスト10を選んでください」といわれ、その時に書いた映画リストとコメント原稿がひょっこり出てきた。なもんですから、自分を振り返る意味でも、ちょっとのせてみようと思い立ち、その10位ー6位を今回は紹介しようと思います。

これ、実は、本人にとってはとても恥ずかしい企画だったりします。
そもそも「好きな食べ物ベスト5」、とか「好きなCDベスト20」とかは、関係が深まりつつある間柄の人とは居酒屋で盛り上げる話題です、でもそれがメディア向けとけっこう迷う。なぜか迷うかというと、「こういうものを上位に持ってくると、XXXなタイプだと見られるなあ」とか「XXXだと誤解されかねないかな」みたいに、要するに、自分というイメージを印象づけるものなのでとても恥ずかしいしだから迷う。ちょうど「パーティーに何を着ていこうか?」と若い女の子が迷うのに似てるのかもしれません。要するに渋い映画を選んだりして自分を作ったり隠そうとしてしまうわけですね。それが良いことなのかはよくわからないけれど、メディアに「すきなもの」を聞かれるとついそういうことを考えてしまうわけ。

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M大学応援団出身の先輩のM氏は豪傑人間として身内では広く知られている名物男ですが、ある日しっぽりと飲んでいたら、ヘップパーンの「ローマの休日がすきなんだ」とぼつりと言い出したのです。
てっきりMさんだったらクロサワの「七人の侍」とか、マックィーンの「大脱走」とか、マッチョな男映画がすきと思ってたのでそれはとても意外な一言でした。
その時以来、20年間凝り固まっていた僕のMさんの見方がかわったのであります。でもそれは「イメージと違う」という驚きではなく、「そういう人だったんだ」という"理解" のようなものでした。もちろん映画の話だけではなく、一晩いろいろな話をして、の上での話ですけれど。
決して人には見せない、デリケートで小心で、豪傑とはほど遠いM氏の本当の姿を見たというか。これは決してオーバーな表現ではなくて、いまもMさんのことを。それから以降におこったたくさんのこととともに思い出しながら、つくづくそう思う。「好きな映画」ってのは、それくらい、人となりを赤裸裸に語るものです。だからとても恥ずかしい、というはなし。
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で、自分の話に戻りますが、この7年前の取材の時は、迷った挙げ句「好きなんだからいいじゃんか」的にけっこう割り切りまして、照れずに本当に自分の好きなものを羅列しました。ゲームクリエーターなんだからもっと渋いところをあげろよ、なんていわれそうですが、照れずに自分をさらけ出したような原稿でした。だからこの原稿、ずっととっておいたんだと思います。
いまのベスト10を選べといわれたら、これとはすこしかわっているかもしれないけれど、だからといって総入れ替えでもない気がする。というのも、上位にランクされた映画ほど、多感な10代に観たものが多いんだな・・。
小さなことに素直に感動できる心って、きっと脳細胞が日々生成されているような時期とシンクロしているんじゃないかな・・。

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前置きが長くなりましたが、では、いまより7歳若い僕が当時に選んだ、好きな映画ベスト10の10位から6位は次のようなものです。

**コメントはすべて当時のものです。


●10位 セブン
なんといってもオープニング・タイトルのかっこよさがいい。オープニング音楽はナインインチネールスの「クローサー・トゥー・ゴッド(Closer to God)」のリミックスというところまでは突き止めたのですが、アメリカ中探しても、どこにもCDが出てない。とにかく三十代になって以降、印象にのこる映画はすくないのですが、セブンだけはいまだにビデオで定期的に見てます。(当時)

●9位 ゴッドファーザーPart1+Part2
続編のほうが出来がいい、という映画はほとんどありませんが、このゴッドファーザーだけは、対等の位置につけています。
「男たちって、みんななんでそろいも揃って『ゴッドファーザー』をお手本にするのかしら」というセリフを、アメリカ映画のシーンでみたことがあります。軟弱なヤッピー連中にそれくらい影響してしまっているアメリカ社会でいう「男の中の男」映画ってことでしょうか?
Part2は、小学生のころ株主優待券みたいのがまわってきて渋谷の映画館で見たんですが、むずかしくて内容がさっぱりわかりませんでした。あとになってからPart1をテレビで見てからはまりまして、レーザーディスクの登場で、そのサーガの意味の深さを理解した作品です。

音楽には父親を、配役には妹を、そして続々編では娘を、起用するフランシス・コッポラという人の人生は、ゴッドファーザーと徐々にダブりはじめるわけですが、それに呼応するように、シリーズ三作目のプレミアロードショーで「いや、泣けました」といってたのが小沢一郎氏だったのが笑えました。(当時)

●8位 燃えよドラゴン
30年近く前になってしまうんですね。小学校五年生のとき、はじめて一人でいった一般映画館は、いまも忘れない渋谷東急文化会館五階、「渋谷東急」で、入館料は子供500円。このころは暇に物を言わせて、一度映画館に入ると二度みる、というのが常でした。帰宅すると、さっそくとりかかったのがヌンチャクの制作で、そのせいでこたつの足が二本足りなくなった、と親の逆鱗に触れました。映画を恋愛にたとえれば、ブルース・リーは僕の初体験の人です。
DVDがでて、改めてこの作品を見たんですが、やっばブルースリーはかっこいいや。(当時)

●7位 モンティパイソンの「ホーリーグレイル」
モンティパイソンシリーズはどれも好きですが、渋谷のパルコ劇場で、テレビとはちがう完成度の劇場版を観て衝撃をうけた最初の作品。キリストの人生のパロディとなった「ライフ・オブ・ブライアン」と並んで大好きな映画です。
公開当時パルコ劇場では、日本語吹き替えとの字幕版の交互上映になっていて、納谷吾郎さん、広川太一郎さん、をはじめとするオリジナル吹き替え人のおもしろさに感動したしだいです。
そのあとレーザーディスクなども出ると買うわけですが、吹き替え版が、ない。どこかに出ているのならば、ぜひ教えてほしいです・・・・。(当時)

●6位 明日に向かって撃て
中学生の時に、これもどこかの名画座でみました。「アメリカ映画ってどうしてこんなにおもしろいんだろう」と、スクリーンイングリッシュという、台本を英語で読む雑誌を買い始めたのもこのころです。
こういう、アメリカンニューシネマと呼ばれた時代のあけすけなあかるさが、僕たち日本にはない新鮮な輝きを放っていました。
バート・バカラックの音楽も、燦然と輝いてます。(当時)
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ということで、次回は5位から1位までを一挙紹介だぁ! 爆

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AirMacにWindowsは入るのか?

MacBookAirの名前の由来は、「風のように軽い」みたいに考えている人も多いのではないでしょうか?
それは違います。Airというのはアップル流でいう「無線」です。
つまりAirMacは、完全に無線化の力を借りることで、ノートの姿を極端にまで変貌させた、ということです。
だからMacBookAirと(ほぼ)同時にリリースされた一つの技術にリモートディスクというソフトウェアがあります。
これは、近隣にあるPC/MacのCDドライブを、あたかも自分のドライブのように使いますよ、というものです。
デスクトップマシンから(ほぼ)最初にフロッピードライブを取り去ったのがiMacだとしたら、ノートMacからDVD/CDドライブを消滅さけたのが、このAirMacというわけ。(古き良きPowerBookについては時代が違うので除外しますけれど。)
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さて、このMacBookAirに、例のWindowsをインストールしてみよう、と思い立ちぶつかったのが、このDVD/CDドライブがないこと。
当然リモートディスクでWindowsのディスクを認識するかと思いきや、しないんだ、これが。
理由はよくわからない。一説によると、著作権保護だそうで、認識できない種類のディスクがいくつかある、らしい。となると、(Windowsディスクが)USBメモリーや外付けHDにコピーできるシロモのではないし、つまるところ思いつく普通のやり方では、WIndowsをインストールできないことになるわけです。ぐぐぐぐ。

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WIndowsが動作すると一番うれしいMacがこのMacBookAirであるわけで、残念なのである。
ま、外付けCDドライブがあればいいのだろうが、そんなもん、わざわざ買うかい!!!何のためにリモートディスクつくったんじゃ!!

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そういえば、先日倉庫を整理していたら、探していたLISAのマウスの一つが出てきた。謹呈したLISA1とLISA2を陳列するために新築の家にわざわざ棚を作ったという名古屋のKさん、遅れておりましたマウス送りましたんで楽しみにしていてください。
ちなみにLISAのマウスのコネクターは、どんな形状がご存知ですか?
USB?
ちがう。
ステレオプラグ?
おしい!それはLISAのキーボードコネクター。
電話モジュラー?
それも惜しい!!
それは初代マックのキーボードコネクター。

え?そもそもLISAってなんだって?
説明しましょう。

えと、LISAというのは、1983年発売の、マックの全身となるアップル製コンピューターで、世界初となるアイコン、マウス、GUIを搭載したパソコンです。その名はLocally Integrated Software Architectureの頭文字だというが、スティーブ・ジョブスの娘の名からとられたことは有名。高すぎて売れず、完動品は、世界に30台もないのではないかしら・・。

僕は、マックのコレクターで、こういうものをいまだにざくざくと所有しています。
初代マックにも背面のリンゴマークにはロットによっていくつか違いが合って、プロトタイプだけの無職のものも含めると三種類もあるのです・・・

さて、LISAのマウスのコネクターは・・・・
答えは、「オリジナルのへんなやつ」でした。